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Written by yuko on 29/03/2020

マスク

気づき

先日金曜日にスーパーに行って、少し取り敢えず1週間くらいの食料品が買えてホッとしました。じゃがいもとか玉ねぎとかの必需品です。午前中に行ったので、トイレットペーパーも棚にあったけれど、取り敢えずまだ1・2週間は大丈夫だったので買うのをやめました。レジで並びながら、「備蓄出来るほどの経済力ないけど、取り敢えず何とかなっていて助かるなぁ。あれだけ去年はイタリアでお金使って、もう日本に帰っても何も食べれないかなと心配したけど、ここまで生活出来てるのは凄いな、感謝しないと」

すると後ろから、「何だかなぁ」とおじさんのイライラしたボヤき。ふと二人前の中年の女性が、トイレットペーパー10個くらいと食料品をカートに積んでいて、必死の表情でモタモタしていました。マスク、帽子、使い捨て手袋の姿。
「買い占めなくても大丈夫ですよ」って皆が言いたそうな空気があったけど、もしかしたら大家族で、凄くトイレに行く人たちかもしれないし、病的な心配症の人かもと気の毒にも思えました。
私も救急箱の底から発見した1枚残りのマスクと作業用のニトルリ手袋に帽子の姿。経済力が無いだけで、用心さは大差ない。

続きを読む金網フェンスを通り抜けるスズメ

その人を見ていて、だんだん心配になって来て、やっぱりトイレットペーパーひとつは買っておいた方が良かったかなと思い始めました。大衆心理ってこう言うところから始まるかもと分かりながらも、私はスーパーを出てから、隣りのドラッグストアに行きました。

実は有り難いことに、ニュースレターを長年紙媒体で読んでいる人が居て、その人はスマホとかPCとか使えないので、紙にプリントして送っているのですが、その人がたまにお礼に切手やQUOカードを送ってくれるので、私はもったいなくてストックしてあるのですが、いざと言う時に凄く助けられています。

続きを読む大雪の中で

ドラッグストアでQUOカードが使えることを思い出して、久しぶりにドラッグストアに入ってみました。私は化粧品かぶれを起こしやすいので、そこで買えるものはほとんどないのですが、確かトイレットペーパーはあったなと思い出したのです。そうです、ありました。1つだけ買うことにしました。残り3個くらいでした。

知らなかったのですが、ドラッグストアには、お菓子とかカップ麺とかも売っているんですね。それほど必要なものはなくてブラブラしていたら、突然店内放送があって「お客様、マスクが入荷しましたので、これから6番通路にて、お一人一個販売致しますので、お集まり下さい」とのこと。

続きを読むアガペー

店内の7人くらいでしたが、お客さんが集まって、列になりました。一袋7枚入りの300円のが買えました。やっと買えた!有り難い!良いタイミングをあの女性が教えてくれたのかもと思ったし、QUOカードが初めて使えて、トイレットペーパーもマスクも買わせて頂いて、心から感謝の気持ちで一杯になりました。
いつもギリギリだけど、様々な救いの手が差し伸べられて、こうして制作しながら生きています。

これから世の中がどうなってしまうのかわからないけれど、少なくとも自宅待機と不要な備蓄をしない体制が元々得意。後は文化活動に国が手厚く支援してくれること、世界の新型コロナウイルス問題の収束が迅速に進むことを願って止みません。

続きを読むコロナの警告

ところで、どうして私がマスクを買うことができたのか、このことから何を学べるのかを、よーく考えて見る必要があります。

今までの私でしたら、口に出さなくても心の中で、トイレットペーパーを10個程買おうとしていた女性を批判して、その行為を勝手に「買占め」と判断して、このブログを書いていたことでしょう。しかしその場合、話はそこで終わってしまい、トイレットペーパーどころかマスクも相変わらず買えないまま、半ば不満な気持ちで帰って来て、その愚痴をFBやブログに書いていたかもしれません。

続きを読む無のありがたさ

しかし、その女性から何かを気づくことが出来たからこそ、QUOカードのことを思い出して、ドラッグストアの場面に移行することが出来たのです。まるで宝探しのゲームのようです。

これは、様々な生活上のシーンで役立つ経験になりそうです。何か間違っているなとか、変だな、ということを批判するのではなく、「何を私に伝えたがっているのだろう?」とよく注意深く自分自身のためになることに頭を働かせる必要があります。そして、どんなにその時変だなと思うようなことが起きても、決して人を簡単に批判したり、軽蔑したり、冷たい目で見てはならないと感じました。

続きを読むプロモーション会社

最近の私は、ますますそういう気持ちが強くなっています。自分を振り返ってみても、若い時は、本当に至らなかったし、気がつかないことや、知らないうちに恥ずかしいことや、人に迷惑をいっぱいかけていたんじゃないかと感じられ、to年をとったからと、たいそうな口の利き方をしては、恥ずかしいと思えるようになりました。

完全に正しい人なんて、いないのではないか。皆許しあって、優しく受け入れることで社会が成り立っているのだ。そう今では、自分に言い聞かせるようにしています。やはり人間も60歳手前になると、このように丸くなるものなのですね(苦笑)

続きを読むベルクソン読書録−3

そしてこれが、キリストのアガペとか慈悲という気持ちであることを次の記事で書いています。

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