Month: 12月 2016

画廊との交渉で重要なこととは?ー1996年銀座にて

当時、画廊といっても、さまざまなタイプがありました。 1.敷居の高い画廊2.市民ギャラリーのような、町のコミュニティの場を提供している画廊3.カフェギャラリーなど、お店の余ったスペースを利用しているところそして、4.貸し Read More

残った作品が、その時代の顔になるー1996

当時の作風は、紙をパネルに水張りしたものに、水彩ボールペンでドローイングするという手法でした。 毎晩朝方まで、オフホワイトの水彩紙の画面を、0.3mmくらいの細字ボールペンで埋めて行きます。とても根気が入り、時間がかかり Read More

美術作品に値引きはないー1996ー大気堂

横浜の関内駅から歩いて5分くらいの場所に、 かつて大気堂画廊がありました。周囲はオフィス街。黒塗りの天井や作家ものの無垢の長椅子、落ち着いて美術を楽しむにはもってこいの場所でした。そして夜な夜な美術愛好家たちが、この場所 Read More

半企画の個展とは?ー1996ー大気堂

わらしべ効果は、次々と続きました。地元の画廊での個展DMを、あちこちの画廊に送ってみたところ、横浜の画廊店主がわざわざ相模原まで見に来てくれました。 「遠くまで見に来て下さってありがとうございます!」「DMに小さく、うち Read More

作品の価格ー1996

1995年の三鷹での初個展の効果は、その後も続き、住んでいる地域の画廊からも声がかかったのでした。当時はとにかく来るもの拒まずで、声が掛かったら、すぐ素直に乗るようにしていました。私は33歳で初個展でしたから、早く画歴と Read More

わらしべ効果と嬉しい誤算ー1996ー西瓜糖

それは、三鷹市美術ギャラリーでの個展開催前のことでした。1000部も作ってしまって、もてあましたDMを置いてもらえる場所を探し歩きました。と言っても、すぐにそのような場所は思いつきませんでした。日頃から、そういう場所に気 Read More

世を忍ぶ仮の姿

画家と一口に言っても、さまざまなタイプの画家が存在します。どれが素晴らしいというのではなくて、その人がその人らしく、その人にしか出来ないような絵を描き、生き切ることが素晴らしいと思います。 しかし、画家なのだと自覚した今 Read More

作家ご挨拶

リクエストを頂きましたので、2016年夏に開催された「川田祐子展 ー 千年の翠」の展覧会会場で掲示した、作家ご挨拶」パネルの文章をここに記録しておきます。何かの参考になれば幸いです。 作家ご挨拶 夏に陽を浴び、秋に実り、 Read More

現代アートと絵画

美術、アートと言ってもさまざまな世界が、同時代に混在しています。一人の人が見ている「アート」というカテゴリーも、その人の経験や環境に支配されているので、全ての世界を知った上で言われているわけではありません。 そして、ある Read More

画家になりたいとは?

不思議なことですが、「画家になりたい」と思っている人程、画家になれていない気がします。「思考は現実化する」という考え方とそぐわないのです。 それで、一時期「思考」って何なんだろうと?真剣に調べました。 そこで目の鱗が落ち Read More