Category: 画家とは?画家になるには?

画家の経済学ー画材を購入する自己投資の意味について考えてみる

昨年はピケティの『21世紀の資本』が空前のベストセラーとなりました。一応ざっと目を通しただけで内容を理解出来ているわけではないのですが、まだまだ勉強をしなければならないことが沢山あることを実感出来ました。今は『シュタイナ Read More

画廊との交渉で重要なこととは?ー1996年銀座にて

当時、画廊といっても、さまざまなタイプがありました。 1.敷居の高い画廊2.市民ギャラリーのような、町のコミュニティの場を提供している画廊3.カフェギャラリーなど、お店の余ったスペースを利用しているところそして、4.貸し Read More

残った作品が、その時代の顔になるー1996

当時の作風は、紙をパネルに水張りしたものに、水彩ボールペンでドローイングするという手法でした。 毎晩朝方まで、オフホワイトの水彩紙の画面を、0.3mmくらいの細字ボールペンで埋めて行きます。とても根気が入り、時間がかかり Read More

美術作品に値引きはないー1996ー大気堂

横浜の関内駅から歩いて5分くらいの場所に、 かつて大気堂画廊がありました。周囲はオフィス街。黒塗りの天井や作家ものの無垢の長椅子、落ち着いて美術を楽しむにはもってこいの場所でした。そして夜な夜な美術愛好家たちが、この場所 Read More

半企画の個展とは?ー1996ー大気堂

わらしべ効果は、次々と続きました。地元の画廊での個展DMを、あちこちの画廊に送ってみたところ、横浜の画廊店主がわざわざ相模原まで見に来てくれました。 「遠くまで見に来て下さってありがとうございます!」「DMに小さく、うち Read More

作品の価格ー1996

1995年の三鷹での初個展の効果は、その後も続き、住んでいる地域の画廊からも声がかかったのでした。当時はとにかく来るもの拒まずで、声が掛かったら、すぐ素直に乗るようにしていました。私は33歳で初個展でしたから、早く画歴と Read More

わらしべ効果と嬉しい誤算ー1996ー西瓜糖

それは、三鷹市美術ギャラリーでの個展開催前のことでした。1000部も作ってしまって、もてあましたDMを置いてもらえる場所を探し歩きました。と言っても、すぐにそのような場所は思いつきませんでした。日頃から、そういう場所に気 Read More

世を忍ぶ仮の姿

画家と一口に言っても、さまざまなタイプの画家が存在します。どれが素晴らしいというのではなくて、その人がその人らしく、その人にしか出来ないような絵を描き、生き切ることが素晴らしいと思います。 しかし、画家なのだと自覚した今 Read More

作家ご挨拶

リクエストを頂きましたので、2016年夏に開催された「川田祐子展 ー 千年の翠」の展覧会会場で掲示した、作家ご挨拶」パネルの文章をここに記録しておきます。何かの参考になれば幸いです。 作家ご挨拶 夏に陽を浴び、秋に実り、 Read More

画家になりたいとは?

不思議なことですが、「画家になりたい」と思っている人程、画家になれていない気がします。「思考は現実化する」という考え方とそぐわないのです。 それで、一時期「思考」って何なんだろうと?真剣に調べました。 そこで目の鱗が落ち Read More