Written by yuko on 13/04/2020
無のありがたさ
気づき疲労で免疫力が低下するかも知れないので、こんを詰め過ぎないよう、1時間に一回くらい休憩してお湯を飲むようにしています。
いろいろ試してみて、お湯が経済的で身体に優しい。美味しいものを貰って、その時は嬉しい時があるけれど、本音で言うと、不味いものが本当はありがたい。美味しいものは、すぐ無くなってまた欲しくなってしまうから。
不味くてつまらないものとか、食べ難いものは、いつまでも減らず、シンクの奥に忘れられていたりするけれど、いざと言う時にあって助かったりする。
イタリアで、ポテトチップがマイブームになりかけたけれど、塩味多めが欠点で、食べ過ぎることがなくて助かった。ポテトチップは自分で作るのが一番安心で美味しいけれど、作るのが面倒で滅多に食べない。こう言うのが幸せというもの。
私の作品も、あまりよくわからなかったり、目立たないことにこだわっていたりするから、私自身が助けられている部分が大いにある。
そう言えば「無用の用」という言葉もあった。例えばドーナツの中の丸い空間。あれがなかったらやっぱりドーナツらしくない。
「このような無駄な絵を何のために制作しているのか?」大抵の人は意味不明。それだから、世の中の浮き沈みに関係なくマイペースで続けられているのだと思う。
報われないし、一般的な成功とは程遠い。
学生の頃に、ある禅寺で老師から教えて頂いたこと。「誰に向かって話すか?ここにいる誰でもない。ただ一人仏に話す」。この場合も「仏」とは実体のない「無」そのもの。ありがたい言葉というのは、案外「誰かのために」と言って押し付けがましい話し方ではなく、無に向かって話されることなのかも。絵も然り。
だから、この言葉は、いつまでも忘れることなく、私の心に染みついている。
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