暑中お見舞い申し上げます
わたしのこと . 読書昨日までの猛暑のせいか、今日はとても涼しく、
日が暮れてからは、上着を1枚羽織りました。
室内の温度計は26度です。
PCを立ち上げていなかったので、
しばらくブログやFacebookなどから遠ざかっていました。
プロバイダーを格安のものに変えたため、
インターネットの使い勝手が変わったことに原因があるかも知れません。
でも、かえって無駄にPCに時間を束縛されることもなく、
ありがたいことと感じるようにもなってきました。
この数ヶ月間は、大作の130号を制作をしながら、
日々の習慣を少しずつ見直し、
制作に集中出来る環境づくりや健康的な生活を心がけていました。
食生活ではコーヒーをやめました。
未練がなく、あっさりやめられたのは意外でした。
身体にどうのというよりも、ゴミ箱に入っているコーヒーの匂いがダメでやめました。
長野では、冬にほとんどゴミが匂わないので、
暑くなって来ると、とても気になるようになるのです。
そういう意味で、肉や魚も1ヶ月に1〜2回ゴミの日の前の日に食べるだけにして、
後は、とにかくタンパク源は大豆食品を中心に摂取するようにしています。
それから保存食としても助かるナッツ類をすり鉢で潰し、
ジャムと合わせてパンに塗るのがこのところのマイブームです。
甘いお菓子は食べず、新鮮な果物でジャムを手作りしています。
今はとにかく地産のプルーンが安く、美味しいです。
長野産の果物が店頭に並ばない少し前の時期には、
宇和島産の宇和ゴールドというグレープフルーツをマーマレードジャムにしていました。
少し苦みが強いのですが、これがかえって新鮮で美味しく感じました。
来年は、あんずジャムに挑戦出来ればと思っています。
生活用品では、市販のシャンプーやヘアクリームをやめて、
小麦粉シャンプーに切り換えました。
肌や顔に使う化粧水も市販のをやめて、
薬局で購入したグリセリンと尿素と水でつくる手作り化粧水に変えました。
つくり方は、ネットで検索するといろいろな情報が手に入ります。
こういうのを「脱ケミ(カル)」というのだそうです。
無駄な容器も捨てずに済み、肌荒れが解消し、
環境問題に少しでも出来る範囲で努力出来ることが何よりも嬉しい。
日々の制作環境も整えるべく、断捨離を心がけながら室内の模様替えをしています。
持っていたソファを一つ解体しました。
長年の使用で、クッションに癖がつき、それが腰に悪いことがわかり、使用を断念。
全て自力でバラバラにしました。
ほとんど骨組みにハリボテのような構造で、こういうものの上に座っていたのかと、
少し騙されたような気持ちにもなりました。
大量のクッション材は小さくして廃棄処分。
スウェードの皮革は、これからスリッパ等に再生してみようと思っています。
解体しながら、もし変なものが出て来たらどうしようという、
ゾクゾクしたりわくわく感すらありましたが...、
なぜか、古く錆びた100円玉が発掘されました(苦笑)。
そして、今日は思い切って、
これまでアトリエに置いていたキャビネットを
ヤフオクに出品しました。
ほとんど、物置にすぎなかったので、
より活用して下さる人の手に渡ることが大事と思います。
それから暑さ対策として、
これまで窓からの熱を室内に入れないために、
窓に反射シート(NASAの断熱材と言われている商品)を貼っていたのですが、
しかしこれでは、室内が暗くなりすぎてしまうため、
透かし彫りの衝立てを窓辺に立てるようになりました。
これまで西向きの窓辺で眩しかった左目が楽になりました。
読書は、長野市図書館と長野県立図書館へ足しげく通い、
読みたい本と読書のスピードに折り合いがつかず、歯がゆい思いをしています。
プラトンの「国家」を読み始め、
下巻に登場する「洞窟の比喩」というソクラテスの話しに興味を持ち、
『ハイデッガー全集 真理の本質について』におさめられている
「洞窟の比喩」のハイデガーの解釈に奮闘しながら、
ヤコブ・ベーメの著作やヘルダーリンの著作も調べたくなっているところです。
ハイデガーの全集が、県立図書館の閲覧室でいつでも手に取ることができるのは、
とても恵まれていることです。
「洞窟の比喩」はYOUTUBEでとても分かりやすく説明されている動画を発見しました。
興味がありましたら、ご覧下さい。
平行してハイデガー著の『貧しさ』も読んでいる最中です。
ヘルダーリンの言葉
「我々においては、すべてが精神的なものに集中する。
我々は豊かにならんがために貧しくなった。」
についての、ハイデガーのどこまでも底なしのような奥深い洞察と解釈を楽しんでいるところです。
この場合の「貧しさ」とは、「ものを持たない」「つましさ」と解釈出来るのかなと思いました。
何でも手に入り、便利で、何もかも行き届いた飽和状態の生活は、果たして幸せと言えるでしょうか?
もの足りなさががある方が、人は努力し、生きる意欲が湧いて来るものだと今まさに実感しています。
そして、より多くを求め過ぎ、執着する生き方は、返って卑しく、貧しく目に映るものではないでしょうか?
最低限必要なものを見極め、敢えてそれ以上を必要としない生き方は、
たとえ端からものを持たない貧しさに映ったとしても、
実は、既に充実した状態であり、
そういう生き方が、潔く、美しく、豊かであるように思えてなりません。
自然と同調し、ひっそり静かに制作出来る喜びを充分噛みしめ、
そう出来ることへの感謝の気持ちをいつまでも忘れないようにしたいと思います。
そんなこんなで、毎日が矢のように過ぎて行きます。
一方制作はいままで以上に時間がかかるような方法になっていて、
とにかく日々コツコツと粘り強く、忍耐強く取り組んでいます。
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